飼い犬にかまれ続けて

勝手気ままにライトノベルの感想を書いています。

「プラナス・ガール 4」感想

プラナス・ガール(4) (ガンガンコミックスJOKER)

プラナス・ガール(4) (ガンガンコミックスJOKER)

「私は貴女と一緒に幸せになる」
「そしてお父さんには例え何年かかったとしても絶対に『おめでとう』って言わせてみせるわ!」

絆ちゃんの笑顔はどうしてこんなにも僕の心を揺さぶるのだろうか!
生徒会副会長兼クラス委員長でもある八乙女の一切フィルターを通さない素直な言葉に翻弄される槙くんと絆ちゃんカップルの姿にニヤニヤが止まらない。委員長に二人は付き合っているのでは、と言われて恥ずかしくてもじもじする絆ちゃんが天使すぎる。ええ、例えそれが槙くんをからかう演技であっても絆ちゃんは可愛いのです。
委員長を通じて生徒会長から生徒会入りを打診される二人。槙くんが生徒会に入るならイイという返事をする絆ちゃんの槙くんへの信頼の厚さに、生徒会長の言葉通り「噂に違わぬラブっぷり」を感じる。生徒会入りを保留にしたことから、今後は定期的に生徒会と絡んでいく話が出てくるのかな。

4巻後半からは百合っ娘たちの出番。
前巻から「女の子大好き!」を公言する紫苑。その元恋人であり槙くんの初恋の人でもある佳奈が転校してきて、紫苑と一悶着。
同性を真剣に愛するということには世間的に障害があると逃げ出した紫苑を、転校してまで追い掛けてくる佳奈の気迫が凄い。それだけ好きってことなんだけど。
紫苑と佳奈の恋の行方を傍観すると決めた槙くん。が、「同性を愛する」ということが自分と槙くんに重なったのか…は分からないが、二人を心配する絆ちゃんに突き動かされる槙くんは、本当に絆ちゃんに甘いですな。いや、そんな槙くんが僕は大好きです。

何だかんだお互いを想い合う紫苑と佳奈の心は繋がっていて、元の鞘に収まりめでたしめでたし。そして即ルームシェアで、

門山「ゆうべはおたのしみでしたね」

ということですね。
紫苑に恋していたのんちゃんは、次回イチャラブする紫苑と佳奈の姿にどう嫉妬してくれるのか期待。

あと今回、一番槙くんが羨ましかったのが絆ちゃんを肩車したこと、

僕も絆ちゃんを肩車したいです…!

しかし槙くん。目隠して絆ちゃんの服を着替えさせる様は、絆ちゃんを恋愛対象として意識しているといっているようなものだぞ。
ああ、今更か…。