「寄生彼女サナ 2」感想
- 作者: 砂義出雲,瑠奈璃亜
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2012/02/17
- メディア: 文庫
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相変わらずキャラクターの個性が爆発するライトノベルですね!
口絵イラストは全体的にサナ可愛い!…ですが、えっと、桜ちゃんは?(物欲しそうな顔)
彼女立候補者であるサナを中心にハーレムを築く唐人。ラブコメな日常を送っていた唐人たちの学校にやってきた転校生が波乱を呼ぶ。学校に潜む寄生虫…パラシスタンスを駆除するという潔癖性の金髪お嬢様・竜斉寺志保のとんでもない発言を聞いた唐人はサナを守るため、志保の調査を始める。と、それと同時に学校に侵入し、志保を呼び込む原因となったカタツムリに寄生するパラシスタンスであるロイ子と出逢う。ロイ子を加えて、唐人たちは志保の脅威から逃れることが出来るのか、というのが今回のお話。
ラブコメ分に関しては申し分なし。卑語をマシンガンのように吐き出すロイ子の登場により下ネタ要員が増え、それを見習った桜ちゃんがパワーアップしとる…。
しかし転校生にして寄生虫嫌いの志保の第一印象が酷すぎる。いや、その後の印象も大概酷いけど。ガスマスク装着でぎょう虫検査シールを配るとは…あのお尻にぺたっと貼るシール、懐かしいです。そんな志保に学校を好きになって貰えば検査なんてしなくなる、という発想の元、志保の部活探しを開始。なんというか、うん、この学校も学校でかなり酷いですね(笑)そして部活探しにかこつけて、水着イベントを持ってくるとは。あざとい。『寄生彼女サナ』あざとい!しかしぎょう虫検査の真の目的が「童貞処女検査」だったとはな。確かにこれは検査されるとマズイは…(信じるなよ)
終盤の展開はもう何と突っ込んでいいやら。正直、ラストは唐人たちが力を合わせて状況を打開すると思っていたら、まさかの経済面での攻撃。その発想はなかった。
タイトルになってるサナが正妻もとい正ヒロインらしくドキドキ見せ場があったのは良かったなあ。唐人の理性よ、果たしてどこまで持つのやら。
次回以降は唐人の親父を含めた因縁と戦っていくの…かな。