飼い犬にかまれ続けて

勝手気ままにライトノベルの感想を書いています。

「俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる 6」感想

俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる 6 (GA文庫)

俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる 6 (GA文庫)

〈あらすじ〉
ヒメにフェイクがバレた!?
「偽の彼氏って、どういうこと?」
鋭太と真涼の偽物<フェイク>な関係が、ヒメにバレてしまった! その翌日から、ヒメの様子がおかしくなった。あきらかに中2病が悪化しているのだ。
「我が剣に手を触れるな! 呪われた竜に魅入られたいのか!」
風紀委員にすら反抗し、暴走するヒメ。その理由はやはり鋭太と真涼にある訳で……。
ヒメの件を相談する二人は、真涼の希望で鋭太の家に。
「えーくん、お帰りなさーい♪ ……ッ!?」
キッチンから千和がエプロン姿で駆けてきて、真涼とはち合わせ!?
裕時悠示×るろおが贈る、甘修羅らぶ×らぶコメディ第6弾!

巷で「約束された勝利のアニメ」と言われている俺修羅アニメ見ました。これはニマニマ出来そうですね!俺たちの愛衣ちゃんの登場が待たれる。
と、アニメが始まったのを機会にこのブログは俺修羅の感想を何処から書き始めたのかなー?と気になって調べてみたら3巻からでした。シリーズ開始はこのブログよりも前だったのかあ…やー時が経つの早い早い。

鋭太と一緒にいるために、今の仲間との関係を壊したくない。
ヒメはその願いを抱えて、嘘を嘘で塗り固めて行く。自分を誤魔化すために。そうすれば鋭太と一緒にいられるから。仲間たちと一緒にいられるから。
思えばあまりヒメにスポットが当たらず、彼女のことを知らなすぎた。ヒメの不可思議な発言の中に込められていた想いを感じることなくきてしまった。だからこのタイミングでヒメが言いたいことを言えたのは彼女のこれからの関わり方に大きな意味を持たせたと思う。それと同時に、自分と同じように嘘で武装した真涼の心を引っ張り出すことができた。いやいや、もう「偽のカップル」には到底見えませんよ。特に楽しそうな真涼を見ているとね。

動揺する真涼に前に現れた人物が、彼女の行く末に少なからず影響を及ぼす。そして真涼不在の中、存在感を発揮する千和はサラッと鋭太かっ攫おうと動いているのが良いねえ。
そろそろ真涼の想いを真涼の口から聞きたい。次は運命の巻になりそうな予感。