飼い犬にかまれ続けて

勝手気ままにライトノベルの感想を書いています。

「放課後の魔法戦争(アフタースクール・ブラックアーツ) 3」感想

放課後の魔法戦争(アフタースクール・ブラックアーツ) (3) (電撃文庫)

〈あらすじ〉
 三九郎の『伏桜製作所』と蕩乃の率いる『マーチラビット・ワークショップ』の同盟は、他の工房に大きな影響を与えた。夜楽を長とする『シャドウミドウ・ジャンクヤード』と最大派閥である『ギギリヤ重工』は事態を重く見て結託、三九郎たちへの宣戦布告を決意する。一方、雷火が所属する『桐之宮工廠』は静観を決め込む方針であったが、工房長・桐之宮新開が暗殺されたことにより、次期工房長を巡る内乱が発生。そこに2大勢力が介入し、くすぶっていた争いの火種は一気に地獄の業火と化した。果たして三九郎たちはこの戦争を勝ち抜けるのか――!?

これにて完結。
急ぎ足の展開だったけど、それほど風呂敷を広げてはいないので、綺麗に畳めていたと思う。予想していた工房の全面戦争から始まり、因縁の相手を次々破っていく。完全に敵になると思っていた雷火に関しては、父親と黒谷の親友関係を重ねてしまう展開となると、争って終わらせる訳にはいかなくなった感じ。雷火の未来に光が当たる終わり方で良かった。

それと三角関係について。ねね子のフリはもう無茶苦茶だな。断らないところを見るに、「腐れハーレム野郎」と呼ばれても仕方はないですわ。そこはねね子一択で終わりにしておけと(笑)