飼い犬にかまれ続けて

勝手気ままにライトノベルの感想を書いています。

「ブラック・ブレット(コミカライズ)」感想

ブラック・ブレット (1) (電撃コミックスNEXT)

〈あらすじ〉
――近未来。ウィルス性の寄生生物「ガストレア」との戦いに人類は敗北し、人々はガストレアに怯えながら絶望とともに生きていた。
そんな世界で、対ガストレアのスペシャリスト「民警」として生きる里見蓮太郎は、相棒の幼女・藍原延珠とともに戦いの日々を過ごしていた。
そしてある日、彼らに、東京を壊滅させかねない一件の極秘任務が舞い込んできて――!?

昨日に引き続き今日も『ブラック・ブレット』感想になります。と、言ってもこっちはコミカライズ版。もりのほん先生の描く『ブラック・ブレット』の世界はキュートなのに恐ろしい。なんというアンビバレンツ!(言葉の使い方を完全に間違えている)

アニメを見て、世界観の説明をしているところで「あれ?モノリスって都市部をぐるっと隙間なく囲っているんじゃなかったけ?」と疑問に思ったりもしたのだけど、こう読み直してみると、そんなことはなかったという。思い込みって怖いですね。いや、まあ思い込みというか、読みが浅かっただけですね。反省しています。

最初に書いた通り、絶望的な世界観に対して随分可愛らしい絵柄のため緊迫感が足りなくなるのでは…とか思ったりもしたのだけど。確かに延珠の小動物のような動きを良く表現できていて可愛らしくはあるが、ガストレア…特に血を含む表現は表現でしっかり出来ているのが驚き。イメージって簡単に覆るんだねえ。でも「可愛い絵柄」が持ち味なのは間違いないのでこれからも可愛いとロリたち…じゃなかったヒロインたちを描いて欲しいです。