飼い犬にかまれ続けて

勝手気ままにライトノベルの感想を書いています。

「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか9」感想

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか9 (GA文庫)

〈あらすじ〉
「モンスター……ヴィーヴル?」
新たなダンジョン階層域『大樹の迷宮』に進出したベルは、竜の少女ウィーネと出会う。
人語を話し、人からも怪物からも襲われる孤独な少女を保護することを決めるのだが……。
「竜女か──久々の上玉だ」
忍び寄る暴悪の狩猟者達の魔の手、覆すことのできない人と怪物の軋轢、そして動き出すギルドの真の主。 一匹の竜の少女を巡り、都市に波乱がもたらされる。 人と怪物、神々を揺るがす異常事態──ダンジョンの異変に迫る迷宮譚第九弾!
「ベル……大好き」
これは少年が歩み、女神が記す、
──【眷族の物語(ファミリア・ミィス)】──

前回の終わりからこの後はどういう風に話を持っていくのか楽しみにしてました。このアットホームな展開は予想外だった。それだけに下巻の展開が怖いなあ。

理性あるモンスターの存在。竜女ウィーネを保護したベルたち『ヘスティア・ファミリア』の混乱と彼女が何者なのかという謎を追う展開となる今回のお話。やっぱりベルくんはスーパーお人好しの人たらしですね。いや、今回の場合は人じゃなくてモンスターだったけど。(笑)

ギルドからの強制任務……何があるかわからないけど20階層位なら大丈夫なんじゃね?、と思っていたらかなりのハードモードでした。死ぬって。そして出会った理性あるモンスターたち『異端児』。今まで広げていた風呂敷とは違う風呂敷をババッと広げたので驚いた。『ヘスティア・ファミリア』と『異端児』の交流と理解はこれから何を生むのか。想いは人の力になる……ほんとダンジョンって何なんだこりゃあ!