「魔法使い、でした。 2」感想
- 作者: 砂顔実,上田夢人
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/03/30
- メディア: 文庫
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いやあ、良いなこの世界観。このキャラクター達。
ヘタレ発言の多いバズが、決定的な場面で見せる男らしい姿が…何だか腹が立つ!(良い意味です)
ラーマで新しい銃を調達し、意気揚々とするバズであったが対人相手では効果を発揮する銃も、モンスター相手では上手く行かない。それでもバズなりに考えて、パーティーを全滅させるほど強力かつ大型のモンスターを仕留める姿に痺れる。その際にキリルにしっかり男らしい覚悟の言葉をかけているのが憎い。バズはやるときはやる男なんですよ。やらないときはとことんやらない男だけど。キリルはバズを想っているのは分かるものの、あまりにキツイ態度続きなので、今回から登場して仲間に加わったリリナに持って行かれそうだ。そろそろバズにデレを見せても良い頃合いだぞ、キリルさん。魔法を奪う『吸魔』という力が明らかになり、そのやり方がまさかのアレとは。童貞は奪われてなくても、貞操はしっかり奪われてます。魔法を奪ったジョセフィーヌことフィーナの正体が明らかになり、魔法の取り返し方も分かった。が、バズの魔力には何かの大きな利用価値があり、それを操れるにはバズに力を戻るのがベストと。この辺りが今後の展開に深く関わってくるのかな。しかしせっかくニアは魔法を取り返したのに、早速シーマ相手に純潔失って魔法を棄てるとは。バズとキリルじゃなくても呆然とするわ。バズの発言ではないけど、もうニアは完全に「男」にしか見えん。けしからん!