飼い犬にかまれ続けて

勝手気ままにライトノベルの感想を書いています。

「ウィッチクラフトアカデミア 〜ティノと箒と魔女たちの学院〜」感想

ウィッチクラフトアカデミア 〜ティノと箒と魔女たちの学院〜 (LINE文庫エッジ)

〈あらすじ〉
ブルームという箒状の道具に跨って飛行する競技、通称“ウイッチクラフト”は、世界的に有名な競技である。競技者は“魔女”と呼ばれ、そのほぼすべてが女性。しかし主人公、ティノ・アレッタは男子にも関わらず、子供の頃に見た魔女に憧れ、魔女を養成する女生徒ばかりの学院、“アウティスタ飛箒学院”に入学を果たす。そこでティノと親しくなる少女たちもいれば、上手く飛ぶことが出来ないティノに、出て行って欲しいと願う少女たちもいて…。人気作家、逢空万太が描く、宙を駆ける少年少女たちの物語、ここに開幕!!

女性だらけの魔女の園で奮闘するショタっ子のお話。年上のお姉さんに弄られる可愛い男の子、私は好物です。大筋はコミカルな流れだが熱い展開の魅せ場もあって盛り上がる。

ショタ主人公がヒロインも兼ねてるように見えるの、これ狙ってるのかな……(笑)

「学園騎士のレベルアップ! 〜 レベル1000超えの転生者、落ちこぼれクラスに入学。そして、」感想

学園騎士のレベルアップ! レベル1000超えの転生者、落ちこぼれクラスに入学。そして、 (ダッシュエックス文庫)

〈あらすじ〉
前世の記憶があるまま転生したソーマは、技能レベルを数値で確認できる希有な能力「試行錯誤」に覚醒し、そのおかげで各種レベルを満遍なく上げることができた。 憧れの騎士養成学校での入学式で行われるのは、学生の天稟とスキルレベルの判定とクラス分けで、トップクラスの「蒼竜」は、合計技能レベル「200」を越えていれば確実なもの。しかし、この時のソーマの合計レベルは「1012」で、余裕のはずだったのだが――なんと判定機は、4桁レベルを測定できない仕様だったのである!! 結果、学年首席の学力なのに誤判定で問題児クラスへ入るも、ソーマは天稟「試行錯誤」を武器に、その貴族偏重の学園に大革命を起こす!!

異世界転生の学園モノ。主人公が飄々としたアホの子でコミカルなノリが良く、とても読みやすかった。スヴェンがソーマに剣技の教えを請うシーン(挿絵込み)で不覚にも吹いてしまった。(笑)

「七つの魔剣が支配する」感想

七つの魔剣が支配する (電撃文庫)

〈あらすじ〉
春―。名門キンバリー魔法学校に、今年も新入生がやってくる。黒いローブを身に纏い、腰に白杖と杖剣を一振りずつ。胸には誇りと使命を秘めて。そんな魔法使いの卵たちを迎えるのは、桜の舞う満開街道と魔法生物たちのパレード。が、希望に胸躍らせるのも束の間。キンバリーの孕む数々の脅威が彼らに襲い掛かる。気まぐれに生徒を飲み込む地下迷宮、怪物じみた上級生たち、亜人種の人権を巡る派閥の対立―。そんな魔境を仲間と生き抜く中、オリバーは一人の少女と縁を結ぶ。腰に日本刀を提げたサムライ少女―ナナオ。二人の魔剣を巡る物語が、今、始まる。

面白さを感じるまでに時間がかかる作品だなあ、というのが印象。面白いんだけどもう一歩突き抜けた何かが欲しい。しかしナナオがいるおかげでガッツリ殺伐とした雰囲気にならずで、ほんと良いキャラしてる。

「錆喰いビスコ」感想

錆喰いビスコ (電撃文庫)

〈あらすじ〉
すべてを錆つかせ、人類を死の脅威に陥れる“錆び風”の中を駆け抜ける、疾風無頼の「キノコ守り」赤星ビスコ。彼は、師匠を救うための霊薬キノコ“錆喰い”を求め旅をしていた。美貌の少年医師・ミロを相棒に、波乱の冒険へ飛び出すビスコ。行く手に広がる埼玉鉄砂漠、文明を滅ぼした防衛兵器の遺構にできた街、大蛸の巣くう地下鉄の廃線―。過酷な道中で次々に迫る脅威を、ミロの知恵の閃きと、ビスコ必中のキノコ矢が貫く!しかし、その先には邪悪県知事の奸計が―。第24回電撃小説大賞“銀賞”に輝いた、疾風怒涛の冒険譚!

タイムラインでも評価高かったので期待値高めで読んでいたのだけど、面白いんだろうな、という思いを残したまま終わってしまった。作品に適応できなかったこちらが悪い感じです。あとキノコ各種をバター醤油で炒めて食べたくなりました。

「妹さえいればいい。 12」感想

妹さえいればいい。12 (ガガガ文庫)

〈あらすじ〉
主人公になることを諦め、淡々と機械のように小説を書き続ける羽島伊月。一方、可児那由多は小説を書くことをやめ、部屋に引きこもってひたすらゲームに没頭するようになってしまう。そんな二人を、不破春斗や白川京はどうにか立ち直らせようとするのだが…。主人公達が立ち止まっている間にも、時間は容赦なく流れ、世界は絶えず動き続ける。大野アシュリーや木曽撫子、羽島家にも大きな出来事が訪れて―。大人気青春ラブコメ群像劇、待望の第12弾!!交錯する人間模様の行く先を、刮目して見届けよ!!

もうはよみんな幸せになってくれ(笑)
終わりに向かっている感じがヒシヒシと。伊月と那由多以外の「物語」どうなることやら。

「リベリオ・マキナ ―《白檀式》水無月の再起動―」感想

リベリオ・マキナ ―《白檀式》水無月の再起動― (電撃文庫)

〈あらすじ〉
対吸血鬼戦闘用絡繰騎士“白檀式”―ヘルヴァイツ公国が誇る天才技師・白檀博士の“五姉弟”は、欧州を吸血鬼軍の侵略から救う英雄となる…はずだった。十年ぶりに目覚めた“失敗作”、第陸号・水無月は想定外の戦後を前に愕然とする。起こるはずのない暴走事故により、“虐殺オートマタ”として歴史に名を刻んだ五体の姉兄たち。さらに大公と吸血鬼王による突然の和平を経て、公国は人間と吸血鬼が平等に暮らす世界で唯一の共和国へと変貌を遂げていた。亡き博士の娘・カノン、吸血鬼王女・リタとの出会いを通じ、新たな“日常”を受け入れていく水無月だったが―。第25回電撃小説大賞・銀賞受賞・オートマタの少年と二人の姫が織りなす、正義と反抗のバトル・ファンタジー起動!!

設定諸々読みやすくて王道感もあり個人的には楽しく読むことができた。新人賞作品だから仕方のない点なんだろうけど、設定のスケールの割にこじんまりした話の展開になってしまっているのは続きがあるということで、これから盛り上がっていくのを期待。

「ブギーポップ・オールマイティ ディジーがリジーを想うとき」感想

ブギーポップ・オールマイティ ディジーがリジーを想うとき (電撃文庫)

〈あらすじ〉
君にはどうしても思い出せない記憶があるかい?はっきりとした形にならない想い出が心に引っかかってはいないかな。曖昧な過去に引きずられて、現在をむげにして、未来を犠牲にしてはいないか?そう、死神たるぼくの曖昧なる敵ディジー・ミス・リジーのように―スプーキーEの死後、虚脱状態になっていた織機綺の前に現れた統和機構の使者は、彼女に責任を取ることを求め、綺は暗い記憶の扉をこじ開けられる。そしてすべてに価値を見いだせない無気力な少年乙坂了哉が事態をもてあそび無為で無明な日常に復讐し始めたことで、街はその輪郭を失って崩壊し始める。ブギーポップはそれを傍観し、炎の魔女さえ空回りを避けられない世界の危機の中で、綺は闇の深奥に辿り着くことができるのか…?

20年以上も前の話の「VSイマジネーター」下敷きにしてて、どんだけあの時のメンツが好きなのかと。

もうスプーキーEの名前を言いたいだけの話かと思うレベルだった。(笑)

「Hello,Hello and Hello」感想

Hello,Hello and Hello (電撃文庫)

〈あらすじ〉
「ねえ、由くん。わたしはあなたが―」初めて聞いたその声に足を止める。学校からの帰り道。中学のグラウンドや、駅前の本屋。それから白い猫が眠る空き地の中で、なぜだか僕のことを知っている不思議な少女・椎名由希は、いつもそんな風に声をかけてきた。笑って、泣いて、怒って、手を繋いで。僕たちは何度も、消えていく思い出を、どこにも存在しない約束を重ねていく。だから、僕は何も知らなかったんだ。由希が浮かべた笑顔の価値も、零した涙の意味も。たくさんの「初めまして」に込められた、たった一つの想いすら。これは残酷なまでに切なく、心を捉えて離さない、出会いと別れの物語。

皮肉とかでは一切ないのだけど、メッチャお洒落な話だなあ、て思いました。記憶消失に纏わる恋物語で、どう着地するのか気になる作り。前半の主人公視点から後半ヒロイン視点が交わり、記憶消失の一旦を知った時、切なさが込み上げてくる物語だった。