飼い犬にかまれ続けて

勝手気ままにライトノベルの感想を書いています。

「思春期なアダム」感想

思春期なアダム (あとみっく文庫 2)

思春期なアダム (あとみっく文庫 2)


「藤田睦月――伝承にある、魔眼に選ばれた少年…」

以前から興味のあったレーベルである『あとみっく文庫』に手を出してみようと思い、まず読んだのがこれ。ちょいちょい良い評判は聞いていたので選びました。既刊6巻まで一気に読み。人間、何事にもイキオイが大事だと思います。はい。

世界の半分を占める女性を魅了する魔眼に選ばれた主人公・睦月が、その魔眼を守ろうとしたり、研究しようとしたり、手に入れようとする勢力の女性達を次々籠絡させていくイチャラブエッチストーリー。
しかしこの魔眼は女性を魅了するだけでは収まらず、性的に興奮させ絶頂の域にまで達せることが出来るという、大変羨まし…げふんげふん、けしからん力を持っている。この魔眼を巡っての陰謀やバトルもあるのだが、あくまでも主目的は魔眼に惹かれ、睦月に接近するヒロイン達とのイチャラブエッチに置かれているので、ある意味非常に読みやすい。

ツンツン赤髪美少女であり睦月の守り手でもあるエンジュを始め、クラスメートの気になる無口巨乳美少女マキナや、褐色の肌を持つ魅惑的な年上美女ミカ、「女の子にしか見えない」ではなくて「こんなに可愛い子が女の子なはずがない!」ルシアに囲まれてエッチ三昧の睦月。うん、殴りたい。割と全力で。

しかし睦月の「据え膳食わぬは男の恥!」っぷりには脱帽せざるおえない。ヒロインは勿論だが(あれ、勿論なのか?)、男の子であるルシアもしっかり『頂いて』しまい、背徳的な行為を楽しんでいる節があるのは天晴れ。BLと読んで良いのか分からないところはあるけど、最初睦月とルシアの行為の描写に入った時は驚いたものだが、巻を重ねる事に耐性のついていく自分がかなり怖い。新たな可能性を(両性具有)覗かせているルシアをどう攻めるのかこの先気になるところだけど、ルシアはルシアの身体のまま愛して欲しいよね。

正ヒロインだと思っていたエンジュとの関係がなかなか進まなかったせいなのか、すっかり正ヒロインの座に就いてしまったマキナ。1〜2巻でエンジュを開発するもアッチには手を出さずこの作品はエンジュをどうする気だよ、と思う展開の中で、マキナはしっかりヒロインしてたな。エンジュと睦月の関係は遅すぎた…遅すぎた! でもあの4巻でのエンジュの甘い展開は好きです。
と、言いつつ睦月の『恋人』はミカさんなんだよね。うわあ、睦月にドロップキックかましてえ…!

6巻でニューヒロインの生徒会長が登場し、またしても魔眼でヤられちゃうんだろうね。
恋さん逃げてー!

思春期なアダム2 背後をねらう者 (あとみっく文庫)

思春期なアダム2 背後をねらう者 (あとみっく文庫)


思春期なアダム3 一人泣きの子猫 (あとみっく文庫)

思春期なアダム3 一人泣きの子猫 (あとみっく文庫)


思春期なアダム4 聖域の崩壊 (あとみっく文庫)

思春期なアダム4 聖域の崩壊 (あとみっく文庫)


思春期なアダム5 アウトサイド・ドア (あとみっく文庫)

思春期なアダム5 アウトサイド・ドア (あとみっく文庫)


思春期なアダム6 幼生期の襲撃 (あとみっく文庫 32)

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