飼い犬にかまれ続けて

勝手気ままにライトノベルの感想を書いています。

「なにはなくともお世継ぎを! 」感想

なにはなくともお世継ぎを! (一迅社文庫)

なにはなくともお世継ぎを! (一迅社文庫)

〈あらすじ〉
「あなたには重大な使命があります。それは――この島でお世継ぎを作っていただきます」
父方の実家である本家に招かれてノコノコとやったきた高島兼守殿。
通称”大奥”と呼ばれる女子寮に強制的に住まわされ、公認ハーレムが与えられた兼守殿の役目は、ずばり血筋を守るための子作りです。
なお、お相手となる正室、側室は夜伽の実習も済ませ、準備も万全。
兼守殿もときどき大和撫子がどうこうと口走るのがうざいですが、付き人のわたしにまで手を出すのも時間の問題かと思われます。
さあ、男子禁制大奥ラブコメ開幕でございます。
以上、しーちゃんでした。

お世継ぎがいなければ作ればいいじゃない。
その発想はなかったわー全然思いつかなかったわー(棒)
僕もお世継ぎを作りたいです(真顔)

父方の実家に呼び出された高島兼守は、本家のある田舎の島にやってきた。
そんな彼を待っていたのが本家の「この島でお世継ぎを作れ」というとんでもない命令だった。
『大和撫子』を理想とする兼守だったが、放り込まれた女子寮という名の『大奥』にいる正室・側室候補たちはとても『大和撫子』とは思えない女性ばかり。
はたして兼守はお世継ぎを作れるのか(本人にやる気なし)、というのがこのラブコメの流れ。

贅沢にもほどがある理想の女性像を持つ兼守。彼を取り巻くヒロインたちは『大和撫子』ではないが、可愛い女の子だ。
特に正室候補(メインヒロイン)である亜留姫は男心をぎゅっと掴む。海外から留学生としてやってきたアルレットこと亜留姫は、日本大好き!な金髪美少女。お約束と言えばお約束だが、間違った日本観と日本語を連発して兼守をツッコミ役に回している。そんな亜留姫最大の武器は、謎の京都弁。天然言動の亜留姫のほわほわ具合を更に高める効果があるぞ!
子作りをするには外せない『夜伽』に積極的な亜留姫。「据え膳食わぬは男の恥」とはまさにこの状況ではないか。これで落ちない兼守は男の恥ですね。
僕ならもう亜留姫とお世継ぎ作ってますよ!…はい、ごめんなさい。