飼い犬にかまれ続けて

勝手気ままにライトノベルの感想を書いています。

「俺が生きる意味 4 水迷宮のヘリテージ」感想

俺が生きる意味 4 水迷宮のヘリテージ (ガガガ文庫)

〈あらすじ〉
水族館で再び“見えない壁”に閉じ込められ、人喰いの化け物に襲われる斗和たち。だがそこには、化け物よりも恐ろしい殺人鬼が存在した。殺人 鬼から執拗に狙われる斗和。窮地に立ち己の無力さを嘆く笠根木、兄の犯した罪と向き合うため決意を固める銀河。そして、極限の環境化で斗和は 隠された能力に目覚める――。殺人鬼の口より明かされる驚くべき“この世界”の秘密とは!? 恐怖が心を支配していくパニックバトル第4巻!  この真実は頭蓋を打ち砕く!!

絶望して、全てを投げ出しそうになる感情を振り払い、ただただ生きるようとする斗和の想いに、皆が引き込まれていく。心の繋がりを感じた人々を次々と失い、孤独に喘ぐ斗和は、仲間を得て、本当の意味で救われる話だったのだと思う。

それと幾つかの謎の一端を覗き見ながらも、一層謎が増えた展開でもある。この先いったいどうなるのか…今回、活躍した仲間たちの扱いも気になるところだ。