飼い犬にかまれ続けて

勝手気ままにライトノベルの感想を書いています。

「神託学園の超越者<トランセンダー>2」感想

神託学園の超越者<トランセンダー>2 (GA文庫)

〈あらすじ〉
先の神託が終わりを迎え、平和な学園生活を取り戻した文乃と杏奈。
そんな彼らの前に現れた元生徒会長にして杏奈の姉、天枷凰華。
彼女は妹を軽く凌ぐ実力者だった――!?
消えた筈の超越者の出現。戦いの裏で進んでいた計画の始動。
崩壊する日常で文乃たちは再び試される。
「文乃はお姉ちゃんと組むべきなのかもしれない……」
世界の変革によって奪われる未来と物語。
抗うたった一人の校正者は、遂に神サマと対峙する!
「これが、最後の《六行視》だ!!」
超異能×学園バトル、第二弾!

あれ?一巻で綺麗に終わってなかったっけ?…と思っていたので、どうお話を続けるのか楽しみにしていました。やたらスケールの大きいことに。意外とシリアスな展開で最後まで駆け抜けたのが印象的。但し冒頭の下着話は除く。

シリーズ展開をするために風呂敷を広げる巻…ではなく、書きたいことを書き切るための巻だったので、ここでこの物語はおしまい。幕引きが早いのは当初の予定通りなんだろうなあ。杏奈は最後まで「男」らしかった(笑)