飼い犬にかまれ続けて

勝手気ままにライトノベルの感想を書いています。

「アクセル・ワールド〈2〉紅の暴風姫」感想

アクセル・ワールド〈2〉紅の暴風姫 (電撃文庫)

〈あらすじ〉
黒雪姫との出会いにより、一回り成長したハルユキ。そんな彼のもとに、「お兄ちゃん」と呼ぶ見ず知らずの小学生・トモコが現れる。二人のいちゃいちゃする様子を見た黒雪姫の冷徹な視線がハルユキを貫く中、「加速世界」では、謎の事件が勃発していた。乗っ取られると精神を汚染され、敵味方関係なくデュエルアバターを襲い続けるという呪いの強化外装「災禍の鎧」。殺戮を繰り返す狂気のアバターを捕らえることができるのは、唯一の「飛行アビリティ」をもつデュエルアバター、「シルバー・クロウ」のみ。「鎧」討伐ミッションを課されたハルユキの運命とは!?第15回電撃小説大賞「大賞」受賞作、待望の続編登場。

一家に一台ならぬ一作に一人、ロリキャラが必要な世の中です。あと男の娘も。あれ、そういえば男の娘キャラってあんま見なくなりました?……はい、どうでもいい話でした。

「赤の王」登場です。赤といえば黒雪姫と因縁のある相手では……と、思っていたのだけど、二代目「赤の王」ことニコは黒雪姫=ブラック・ロータスへの恨みはないようで。初の「王」登場だったけどニコのキャラクターもあってコミカルな感じで進行。

呪われた鎧によって狂気に憑りつかれたニコの部下を倒すため、シルバー・クロウの飛行アビリティが必要ということで手を貸すことに。途中の回想で登場した「緑の王」の防御力にはロマンがあって僕は大好物です。本格的な登場はいつになりますか?

呪われた鎧との対決……の前に今回策略を巡らせていた「黄の王」が登場。かなーり嫌な奴だな。ブラック・ロータスの言ではないが、こいつを滅ぼすのに何の情もいらんわな。先代「赤の王」とのトラウマを掘り返されて戦意喪失していた黒雪姫の覚悟を問いかけたハルユキの言葉は今回の見所だったのでは。

ニコとは良好な関係のまま決着して、はて次はどうなるのか。これは本当に良いエンタメですなあ。