「アキハバラヴァンパイアナイト 2」感想
- 作者: 七位連一,Anmi
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2011/11/23
- メディア: 文庫
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まず始めに言わせて欲しい。『アキハバラヴァンパイアナイト』こんなに面白かったっけ?
と、ちょっと動揺してしまうくらい面白かった2巻。新ヒロインを追加して非常に話も盛り上がり、MF文庫Jの次世代を担う作品に成りうる可能性を感じたっ(興奮気味)
バチカンの妖怪を狩る部隊SSAの隊長であるギラ。無断で日本にきた部下を追ってショットガン片手に来日したギラは、見た目はロリッ娘(18歳)であるがその性格は冷徹…だったのに、雫に騙されてゲームセンターに行ってから一変。ゲームを中心としたオタク文化にハマり、どこぞの吸血鬼姉妹のような有様。完全に序盤とキャラ違います。仕舞いには恋人がいると真顔で言ったかと思うと、その恋人の正体はまさかのラブプ●スとは。顔を真っ赤にしてDSの画面の恋人にキスをしているギラを想像するだけで自然と足をバタバタさてしまう。
と、ギラ無双になってしまいそうな展開であるが、ライバルの登場により嫉妬を爆発させるシンクレアもまた可愛い。ギラの面倒を見るカズマにムスッとした顔でむくれているシンクレアの、幼いが実に女の子らしい嫉妬の可愛いこと可愛いこと。ついにはカズマを『下僕』にすべく対決することになるも、この二人のヒロインの関係は物語を波立たせる勢いを感じて好きだなあ。
カズマを巡る三角関係が今後面白いことになる。雫さんは…もっと頑張らないと!
今回の話の蚊帳の外にいたクルスではあるが、残念イケメン吸血鬼っぷりは相変わらずで、本当にしがらみもなく自由にやってるよこの人(あ、人じゃなかった)
これだけ好感持てる男性キャラもそういない。あとエロ画像全消去は同情してます。はい…。