飼い犬にかまれ続けて

勝手気ままにライトノベルの感想を書いています。

「精霊使いの剣舞 7 最強の剣舞姫」感想

精霊使いの剣舞7 最強の剣舞姫 (MF文庫J)

精霊使いの剣舞7 最強の剣舞姫 (MF文庫J)

〈あらすじ〉
ネペンテス・ロアとの死闘から一夜明け、ひとときの休息をとるカミトたち。だが、〈最強の剣舞姫〉レン・アッシュベルの剣技を使ったことで、カミトはクレアたちからある疑惑を向けられてしまう。「あいつなにか隠してる気がするのよね、レン・アッシュベルのことで」「……確かめてみるか?」そんな中〈チーム・スカーレット〉は、クイナ帝国代表〈四神〉からの宣戦布告を受ける。だが、決闘に向かう両チームに、アルファス教国の王女にして〈煉獄の使徒〉副将、魔精霊使いシェーラ・カーンの魔の手が迫り……。真実を騙る偽りと、偽りを装う真実。少女たちの憧憬に絡みつく蒼い蛇を、真の最強は断ち切れるのか――? 
エレメンタル・ファンタジー第7弾!

ひょ、表紙の美少女はいったい誰だぁー!?
と思ったら三年前のレン・アッシュベルですか。これは男には見えない。反則だ!
今回はカミトが「レン・アッシュベルなのでは?」という疑惑がかかるので、仲間で唯一その正体を知るフィアナと相談することが多く物語も彼女にスポットが当たり、仲間の力になれない苦悩からの脱却、そして飛躍的な成長が描かれている。ヒロインたちのカミト争奪戦は、何故か「SかMか?」に重点が置かれて進行し、カミトがエストに蝋燭垂らされたのは笑える。これがエストの吸収力である(笑)
次々に強敵が現れるため徐々に正体を隠すのが苦しくなるカミト。疑いを深めるクレアたち。そんな中で真の相棒として受け入れられているのがレスティアというのはいったい…彼女の願いが今後のキーになることは間違いないので出番も増えていくと、ヒロインたちがほんとかませ犬になってしまうよ!
もうひとりのレン・アッシュベルの正体もまたどんな波乱を持ち込むのか。
ところで口絵にリンスレットが出ていたので活躍を期待したのだけれどそれほどでもなかったのが残念…リンスレット、不遇な娘!(泣)