飼い犬にかまれ続けて

勝手気ままにライトノベルの感想を書いています。

「子育て中のラノベ読みが電子書籍を暫く使ってみた」

2020年に入り精神的にも余裕が出てきたのに加え、世の中がこんな感じになってしまったこともあり、未だかつてないほど家にいるようになった結果、ラノベの感想を定期的にあげることができるようになっています。良いのか悪いのか……。

んで今年になって「本から電子書籍」へ移行し、5ヵ月経った今ではすっかり電子書籍派に転向しましたよ、と。そもそも「なんで電子書籍を利用するようになったのか?」という理由などなどをTwitterの方ではつらつら書いていましたが、ここらでブログにまとめてみました。

ご覧の有様の本棚です。元々は「電子書籍なんてありえねー」と思っていた人間ですが、それが何故180度変わったかというと。

子育てです。
我が家には4歳と2歳の息子たちがいて、彼等の寝かしつけはほぼほぼ僕がやっているのだけど、まあ寝ない。本当に寝ない。寝室に連れて行って2時間位は寝ずにゴロゴロ転がっていて、僕を監視している感じ。深淵を覗くとき、深淵もまたこちらを覗いている感じ。(全然意味が違う)

寝室から抜け出そうものなら追いかけてきて遊び始めます。寝室から脱出した彼等を放っておくと日を跨いでも寝ずに遊び続けます。なんなのこの子たち、永久機関積んでるの?

こうなってくると寝かしつけで一緒にいる時間がもったいない。しかし本を読もうにも照明をほぼ落としているので読めない……その悩みを解決してくれたのか電子書籍ですよ。真っ暗な部屋でもバックライトのおかげで読める。あんまりバックライトを明るくしすぎると、悪童たちに襲い掛かられるので、なるべく明るさは小さくします。こうしてラノベを読む時間を確保、一冊読み終わるくらいには子供が寝ているという。

こう書いていくとかなり限定的な利点な気もしますが。それ以外にもいくつかメリットがあるのでこちらも書いていこうかと。ちなみに私が使っているのはKindleです。ラノベ読み的にはBOOK☆WALKERが一番良いのだろうけど、まあこの辺りは自身の端末環境と要相談ですかね。

電子書籍のメリット】

1.暗闇でも読める
→これは上記の通り。僕にとっては最上級の動機です。

2.荷物にならない
→現実に物がないので空間を圧迫しない。おうちの床に優しい。重力から解放されたラノベ読みがニュータイプになるまである。あとラノベ読みあるあるだと思うのだけど、遠出をする際、「途中で読むラノベがなくなったらどうしよう」という不安から余計に本をカバンに詰め込んで、結局読みきらない、という悩みから解放されます。

3.買い溜め(積読)しておく必要がない
→上の2番項に理由が似ているかな。電子書籍はいつでも買ってダウンロードできる。良くシリーズものを買う時に「面白くて続きが欲しくなったらどうしよう。また本屋にこないといけないし、時間によっては閉まってて続きが買えないかも」という不安がなくなる。欲しい時が買い時です。(違う)

4.セールやキャンペーンやっている時がある
→これの場合は利用しているストアによって違いが出ると思いますが。純粋に半額セールだったり、ポイント還元だったり。シリーズ作品を追いかける強い味方。それと読み逃してた新作がセールになってると手を出すキッカケになったりもしました。

5.イラストがキレイに見える
→使っているのはタブレット端末に依存する部分がありますが、イラストが印刷物よりもキレイに見えます。気のせいかと思っていましたが、目の錯覚ではなかった模様。どの作品も口絵イラストは一枚で表示できるようになると良いかな。あと使っているアプリによっては字の大きさ等の環境設定もできるので、自分の読書スタイルに合わせられるのも良い。個人的にはKindleアプリにある「読了までの時間」(予想)が表示される設定が好きです。当てになりませんが。(駄目じゃん)

6.破壊活動をされない
これも超個人的理由です。本を置いた隙をついて我が家の怪獣たちが本を破壊します。帯が切れたり、本が曲がったり。本当に悲しいし、本に申し訳なくなる。たまに本を持ち去られて隠され、続きが読めなくなるバグも発生します。まあ良く考えたらワンチャン端末を破壊されて読めなくなる可能性もありますね。(死んだ魚の目)

電子書籍のデメリット】

次から電子書籍にして感じた個人的なデメリットを紹介します。だいたいはメリットの正反対の理由かな。

1.所有欲を満たせなくなる
これが一番のデメリットかな。多くのラノベ読みは文庫を持ってたいし、本棚に並べたいし、床の上に積みたいし、表紙イラストを愛でていたいんですよ。もうこれは魂のレベルで刷り込まれてるからこの所有欲から解放されることはないと思う。僕が完全に電子書籍に移行できていない理由はこれで、お気に入りの作家さん作品はどうしても本で欲しい。

2.書店(実店舗)に貢献できなくなる
次に感じたデメリットはこれ。良く言われてきた「ネット書店で買ってばかりいると地元の書店が潰れる」……お気に入りの書店を生かすためにも実店舗で買った方が良い。ただ自分の場合は自宅周辺にまず書店がない(なくなった)の大きいかな。小さい子供がいると長距離移動して書店に通うのは厳しい。書店の平台に並べられてるラノベを見て買うの、好きなんだけどねえ。今はイーホンで注文する際にお気に入りの書店を指定してそこの売上にする機能がある、みたいですが。

3.クレジットカードに優しくない
欲しい本のワンクリックですぐ買えてすぐ読めるのはメリットである一方、簡単に決済できるのでクレジットカードの明細が怖くなる。一冊一冊の値段は大したことないけど、積もると結構な額になる。なんだよおまえ、キングスライム族かよ。ご利用は計画的に。

4.家族に電子書籍に移行してない人がいる
嫁さんは本派なので、電子書籍で購入しているラノベに手を出しにくい。僕が読む分には大した影響はないのでいっか。(酷い)
ディスプレイ越しだと目がチカチカして読みにくい、と感じた時期もありましたが、乗り越えました。

5.どこまで読んだか達成感が少ない
これ分かってくれる方いるかなー。本だとどこまで読んだのか、本の厚さを見れば分かるし、そろそろ終盤かな、というのも分かる。どこまで読んだか分かるこの達成感というか、何という感覚のか。結構好きで、まあこれに変わるのメリットの5番項に書いた「読了までの時間」だったりします。今物語のどの辺にいるのか、知りたい人なんです。

6.単行本版の装丁のメリットを感じにくい
せこいお話をして申し訳ないのだけど、単行本サイズのラノベはお値段がはります。装丁にお金がかかっているからこれには納得してます。電子書籍では多少は安くなっているが、文庫ほどの価格ではないのに仕様としてはほぼ一緒……というのが、どうも損した感じになる。うん、理由がせこい!

7.電子書籍の配信ストアがなくなる?
最後は疑問形。電子書籍の配信ストアがなくなる(撤退)と今までダウンロードできた本にアクセスできなくなって読めなくなる可能性がある? のかな。


パパッと簡単に書いていこうと思ったら意外と長くなってしまった。はい、「子育て中のラノベ読みが感じた電子書籍のメリットとデメリット」でした。タイトル変わってるわ。ここまで読んで頂いてありがとうございました!