飼い犬にかまれ続けて

勝手気ままにライトノベルの感想を書いています。

「英雄王、武を極めるため転生す〜そして、世界最強の見習い騎士〜3」感想

英雄王、武を極めるため転生す ~そして、世界最強の見習い騎士♀~ 3 (HJ文庫)

〈あらすじ〉
イングリスがメイドになって王宮で潜入任務!?
魔石獣を呼び寄せてしまうリップルの問題が解決するまで、彼女を学院で保護することに決めたイングリスたち。 警護として学院の精鋭が集められる中、イングリスは生徒唯一の特級印持ちの青年や、無印だが規格外の強さを見せる少女と知り合いになる。 こうして周囲に強者が増え続けご機嫌なイングリスだが、さらに血鉄鎖旅団の王宮襲撃計画を耳にして――
「うふふ……楽しみだね、久しぶりに思いっきり戦えそう」
麗しきメイドの優美な戦技が炸裂する最強美少女伝説、第3幕!

とにかく強いヤツと戦いたいサイヤ人的な思想のイングリスが、今回も進んで争い事に首を突っ込んで楽しくバトルお話でした。つええ敵をいかに自分と対立させるか、自分と戦ってくれるかに人生賭けてるところがイングリスさん。正直言って、周囲の人間からすると狂気の沙汰なので心臓に悪いと思う。本当なら敵と敵が戦い合ったら漁夫の利を狙っても良いようなものを、潰し合ってはモッタイナイと間に入る狂人っぷり(第三者視点)でした。

イングリスの性格上、仕方ないのだけど戦闘パートが多かった印象。もうちょっとイングリス、ラニたちの学生生活=日常パートのキャッキャウフフを読んでいたい気持ちはある。大食いするイングリスとラニのシーンに飽きられる周りの人の図が私は結構好き。(笑)