飼い犬にかまれ続けて

勝手気ままにライトノベルの感想を書いています。

「痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。」感想

痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。 (カドカワBOOKS)

〈あらすじ〉
ゲームなどの知識に乏しく、ステータスポイントを全て防御力に振ってしまったメイプル。動きも遅く、魔法も使えず、挙句の果てには兎にすらどつき回される始末。あれ、でも全然痛くない…っていうか、ダメージゼロ?極振りの結果、手にしたスキルは“絶対防御”。さらには一撃必殺のカウンタースキルまで取得して―!?あらゆる攻撃を無効化し、致死毒スキルで蹂躙していく『移動要塞型』新人、自らの異常さに気づくことなく、出陣!

昔、スーパーファミコンのソフトで「ドカポン3・2・1」というのがあって、従兄弟たち含めて4人でプレイしてたのだけど。その中で圧倒的に強かった一人が「攻撃は最大の防御」と言って攻撃極振りしていたのを思い出した。この作品は逆に防御極振りです。

防御力に極端にステ振りした+偶然発動したスキルによって動く要塞と化した主人公のお話です。可愛い見た目とやってることのエグさの落差が凄い。貴重な攻撃手段が状態異常攻撃というのもエグみある。絶対防御はロマンあって良いけど、個人的には攻撃極振り選択しそう。まあここまで度胸のある極端な振り方できないわ。

あまりに変な方向で強くなってしまったので運営によってスキル弱体化されるのも仕方ない感じ。妙なファンもついて、彼女が成り上がっていくんだろうなあ、と思うと共にどういう話に進んでいくのか興味ある。