「僕と彼女のゲーム戦争10」感想
〈あらすじ〉
周囲の同級生の間では進路という話題が出始め、再び頭を抱える岸嶺。どうせなら将来はゲーム関係の仕事に就けないかとなんとなく考えていたとき、権田原からある提案を受ける。それは人が足りないので練習試合に参加してくれないかというものだった。練習試合に参加することと引き替えに、岸嶺は権田原に進路について相談を持ちかける。悩める岸嶺に、権田原はチームメンバーを招集していくつかの進路を提示した。一方、現代遊戯部ではJGBCで上位に食い込むため、自分達の得意なゲーム大会に照準を絞っていた。そして迎えた大会の日、岸嶺たちは奮闘するが、そのとき目の前に立ち塞がったのは強大なライバルたちだった──。
岸嶺の進路と大会の行方は!? 『ゲーム戦争』最終巻!
最近はFF15……ではなくFF5をプレイしています。思えば自分が初めて本格プレイしたRPGがFF5でした。なのでリメイクされたFF5をやっているといろいろと懐かしい思いが、いやそれ以上に「小学生の僕、よくこれをクリアできたなあ」と妙な感心をしてしまったり。クルルは本当に可愛いですねえ。
PS4? Amazonプライムビデオ再生機として頑張っております。『ウォーキング・デッド』マジオススメなので観るべき。(目のハイライトなし)
切りの良い10巻で完結となった本作。卒業に向け進路に悩む岸嶺……ここまでゲームを楽しんできたのだから、ゲームに関わる仕事をしたいなあ、読者としてもそうして欲しいという思いに突き進んでくれる主人公さんでした。最後の最後までゲームやり放題っすな。ゲームに関わり続けるところは良いのだけど、岸嶺さん、ヒロインの誰も選ばずに終わってしまったのはちょい残念。まあ予想はできましたが(笑)
「妹さえいればいい。6」感想
〈あらすじ〉
告白ひとつで人間関係が一変してしまうほど、彼ら彼女らは子供ではない。けれども、心は確実に変化する。心の変化は物語に新たな潮流を作り出し、登場人物たちを否応なく巻き込んでいく。それとは関係なく、アニメ化という荒波もまた伊月を容赦なく押し流す。さらにはGF文庫にも、新しい作家たちが登場する。新展開、新人、新しい仕事、新しい日常。それはそうとぷりけつは相変わらず千年に一人のケツを持つ少女を追い求めていた。そんな彼にも大きな変化が……!?同じようで変わりゆく、青春ラブコメ群像劇第6弾!!
面白い作品は一気に読んでしまうね。楽しくて楽しくて仕方がないよ。表紙の那由多メッチャかわいいし。巻数を増やすたびに那由多がヒロインになっていって好きになる。
告白、告白、そして告白の回。ある意味想像通りの「答え」が続いた。期待しているのは「答え」を伝えた後の伊月たちの関係……青春って良いっすなー。ドロドロはしなかったのでこう、読んでる方も楽しい気持ちでいられるわ。
今回、メディアミックスに対しての伊月と那由多の格差に闇を見たような気がします。春斗の経験が伊月に活かされる……なにそのガーリッシュうにゃうにゃ。もうひとつ、新人作家たちの個性も輝いております。確かに笠松青葉が那由多と会話したらどんな反応をするのか見てみたい。
最後の告白。そこまで言うか。言わせるか、平坂さんなら。これは面白くなってきたけど……それだけに千尋爆弾が炸裂した時が恐ろしくてたまらんです。
「りゅうおうのおしごと! 4」感想
〈あらすじ〉
「わたし、もっともっと強くなって……絶対に勝ちますっ!!」
小学校が夏休みに入ったその日、あい達は東京を目指していた。 目的は――最大の女流棋戦『マイナビ女子オープン将棋トーナメント』。
女流棋士やアマチュア強豪がひしめくその大会を、あいと天衣は破格 の才能を武器に駆け上がって行く。 一方、その師匠はというと……弟子に隠れて美人女流棋士と将棋番組 でイチャイチャしたかと思えば、その翌日は別の女の子と原宿で手繋ぎ デート!? しかもそのお相手は……銀子!? 将棋に全てを捧げた女性達が織りなす灼熱の祭典を描いた第四巻!
人生で最も熱い夏が今、始まる。
『このライトノベルがすごい! 2017』堂々の第1位おめでとうございます。ちなみに僕は投票で1位に入れました。(ドヤ顔)……感想を書くのはだいぶ遅れてしまったけどね!
たびたび話題に出て来た女流帝位・祭神雷が登場して引っ掻き回す今回のお話。銀子のいう女流棋士でありながら人間ではない怪物……個性的なキャラクターが多い中でもかなりぶっ飛んでいて、将棋を打つ相方として八一を愛している。狂気の雷と戦うのはあい……本当に戦いの行く末が分からなかったので手に汗握りましたよ。
そしてもうひとつの戦い。桂香の戦い。読めないという意味ではこの人の行く末が一番見えないなあ。人間味ある良いキャラなので生き抜いて欲しい。
あと最後に。銀子かわいいよ銀子。
「2016年ライトノベルで活躍した&2017年注目のイラストレーター総括」
毎年毎年言ってますが、本当に一年が早く感じて怖いわ。
寿命とか一瞬で尽きるレベルですよ。
はい……それではご挨拶を。
新年あけましておめでとうございます!
大してラノベを読んでもいないのに今年もやりますこの企画。
だって素敵なイラストが大好きだから。もっとみんなに知っていただきたいから!(目キラキラ)
ラノベはあまり読めなかったけどラノベのイラスト表紙は見ていました。
そうしているとやはり思うわけです。
「おっ。今年はこのイラストレーターをよく見るぞ。良いイラスト書くからねえ。そりゃあ仕事も増えますわ。げへへ」
最後の方がなんかゲスっぽくなった。
毎年魅力的なイラストレーターさんを紹介していまして、初めてこの企画に触れる方は下記の過去記事を見ていただければ、
「おい! なんであのイラストレーターがいねえんだよっ!?」という事故がなくなります。
teriaf1.hatenablog.com
teriaf1.hatenablog.com
teriaf1.hatenablog.com
teriaf1.hatenablog.com
teriaf1.hatenablog.com
それでは始めます!
※語彙力がないのでイラストレーターさんへのコメントの大半は「かわいい!」「もっと売れろ!」で構成されています。予めご了承ください。(言い訳)
紅緒
twitter.com
担当作品:『勇者だった俺は幼なじみの執事になりました。』『友人キャラは大変ですか?』『レベル1落第英雄の異世界攻略』
まず一発目はこの方。紅緒神です。イラストレーターさんはほとんど神様ですが。
かわいいこの色使いが僕の好みドストライクなのでもっと売れるべき。
檜坂はざら
twitter.com
担当作品:『テンプレ展開のせいで、おれのラブコメが鬼畜難易』『アキバ戦記 異能力を封印した俺が、2.5次元の姫を護衛する』『俺の転移した異世界がクソゲー年間大賞 ~マジックアイテムでも物理で殴ればいい~ 』
今年イラストを良く見るようになりました。
色んなレーベルからポンポンとテンポ良く発売されてたのが印象的。女の子がほんとかわいい。
フライ
twitter.com
担当作品:『弱キャラ友崎くん』『いつかの空、君との魔法』『いもーとらいふ』
フライさんのイラスト素敵です。
もうイラストを見ているだけで切なくなってくるような。青春モノや女の子同士の表紙が魅力的です。
ゆらん
twitter.com
担当作品:『イグニッション・ブラッド』『グレイトフル・バッド』『黒ギャルが異世界に転生してダークエルフと勘違いされました』
前回の記事では「注目枠」でご紹介させていただきました。いやあ売れました。嬉しい嬉しい。もっと売れろ!
U35
twitter.com
担当作品:『おにぎりスタッバー 』『漂流王国』『都市伝説系彼女。』
調べていると幅広く様々なレーベルで活躍しているイラストレーターさんなんだなあ、と。何でも描けるのは凄い。個人的には青春モノが最も映えるイラストだと感じました。
卵の黄身
twitter.com
担当作品:『我が驍勇にふるえよ天地~アレクシス帝国興隆記~』『自重しない元勇者の強くて楽しいニューゲーム』『魔王殺しの竜騎士』
『アレクシス帝国興隆記』大好きです。
既に原作ラノベがアニメ化した経験のあるイラストレーターさんではありますが、前述作品で描いているファンタジー世界観が素晴らしすぎて取り上げさせていただきました。
Mika Pikazo
twitter.com
担当作品:『ライブダンジョン!』『最強呪族転生~チート魔術師のスローライフ』
僕のTwitterをフォローしていただいている方はお気づきでしょう。管理人がいま最も推しているイラストレーター・MikaPikaZo(ミカピカゾ)さんですよ。
これまで担当している作品がラノベなのか否かは定義論になりますが、2017年からラノベイラスト本格参戦ということで期待しています。
はねこと
twitter.com
担当作品:『その10文字を、僕は忘れない』『黒崎麻由の瞳に映る美しい世界』
はねことさんの描く女の子を見ていると胸に込み上げてくるものが。かわゆい。女の子×女の子のイラストも良いと思います。(要望)
ハル犬
twitter.com
担当作品:『私たち殺し屋です、本当です、嘘じゃありません、信じてください。』『オーバーカマー!!』
ハル犬さんのイラストかわいい。僕もこんなかわいい女の子に泣きながら見上げられたい。(変態)。そしてもっと売れて欲しい。
あずーる
twitter.com
担当作品:『魔女の旅々 』『奴隷姫と過ごす日々』
あずーるさん、もっとイラスト担当しているラノベあると思っていたのだけど。ならばやはりこの言葉しかない。もっと売れろ。ファンタジーな世界観にフィットする絵柄ですよねえ。
以上が紹介したいイラストレーターさん、ですが…………。
それでは最後にラノベ&イラスト繋がりということでダイレクトマーケティングをば。
管理人が大変お世話になっている、いわさきたかし先生がコミカライズを担当しています電撃文庫『ゼロから始める魔法の書』のアニメが2017年4月より放送開始となります。たかし凄い!
twitter.com
僕は観ますので皆さんも見てください。オナシャス!!
「楽園への清く正しき道程 国王様と楽園の花嫁たち」感想
〈あらすじ〉
「僕は、王妃を探しに行くよ」降りしきる雪の中、置き手紙だけを残して、ひとり城を出て行ったカテリナ王妃。彼女を連れ戻す決意を固めたルドヴィークは、彼の無事を祈る五人の寵姫たちと、しばしの別れを告げる。しかし、必死で探し回るうちに激しくなった雪で視界が阻まれ、足を滑らせてしまい……。『七番目だけは、永遠に手に入らない』――青い髪の少女が告げた言葉の本当の意味を理解したその時、ルドヴィークが選ぶ答えとは……!? シリーズ、完結。
予想通りの駆け足での完結になりました。これは悲しいなあ。でも仕方がないのかな。しかしもっとゆっくり書ければとっても良い大団円として喜べたと思う。結末そのものは納得いくものだったので良かったかと。
ツイッターを見ていると色々と心配になりますが、まずは身体を労って頂きたいです。
「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか11」感想
〈あらすじ〉
少年(リトル・ルーキー)の名声は地に堕ちた──。
竜の少女(ウィーネ)を救った代償として人々からの信用を失ったベル。 悪意と失意の狭間で少年は傷付き、苦悩する。だが、
「迷わないで。貴方の側には失われないものがちゃんと残っています」
出会いの絆に支えられ、決意を新たにした少年は仲間とともに立ち上がる。 再び戦場へと変わる迷宮街で決行される『異端児(ゼノス)』帰還作戦。 その前に立ちはだかるは都市最強(ロキ・ファミリア)。 賢者の知恵、勇者の策、神々の思惑、そして黒き獣が咆哮を上げる時、少年の心は回帰する。
「僕……強くなりたいです」
これは、少年が歩み、女神が記す、
──【眷族の物語(ファミリア・ミィス)】──
後味の悪い前回から引き続き、今回も『異端児』たちとベルくんの想いの物語です。読者としてはだいぶモヤモヤさせられたので、今回は綺麗にかつ気持ち良く終わってくれると嬉しいなあ、と思っていたのでホッとしてる。
『異端児』をダンジョンに戻す上で『ロキ・ファミリア』の強さは知っているので手強さは感じたけど、恐ろしさはやはりヘルメスのあの言動だな。寧ろ、ああまでヘルメスを、そしてフレイヤを惹きつけるベルくんが恐ろしいまであるわ。ヘスティア様はベルくんを留めておけるのか、と思うレベル。いや、さらに言えばヘスティア様がスゴイまであるのか。
ベルくんの名誉回復の方法について「そうきたか」とは思ったものの、またモヤモヤしてしまうぞ。なのでアステリオス戦に雪崩れ込んだ展開はもう熱すぎるわい。燃え上がるわ。この死闘はさらなる成長を促す。ベルくんはもっと自分に正直に、我儘になっていいと思うぞ。
アイズとの関係もまた新たなステップに至った、のかな。しかし女性関係が複雑すぎてもう何がなんだか……(苦笑い)