飼い犬にかまれ続けて

勝手気ままにライトノベルの感想を書いています。

「この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる」感想

この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる (カドカワBOOKS)

〈あらすじ〉
超ハードモードな世界の救済を担当することになった駄女神リスタ。チート級ステータスを持つ勇者・聖哉の召喚に成功したが、彼はありえないほど慎重で…?「鎧を三つ貰おう。着る用。スペア。そしてスペアが無くなった時のスペアだ」異常なストック確保だけに留まらず、レベルMAXになるまで自主トレし、スライム相手に全力で挑むほど用心深かった!そんな勇者と彼に振り回されまくる女神の冒険譚、開幕!

ここ最近、話題になってる作品(アニメ化してる作品)を読むにはBOOK☆WALKERの読み放題は最適ですな。単行本サイズの作品も読めるので非常に助かる。気に入った作品があればそのまま買い始められるし。

序盤アニメで観て作品のノリは知ってたのだけど、慎重勇者の聖哉と女神のリスタの掛け合いに笑う。特にリスタのギャグキャラというか、コミカルな感じが良い。イラスト的にも、とよたさんなのでデフォルメされたリスタ好き。しかし聖哉は良い奴なのかやな奴なのか分かりにくい。ただ全て本音で言ってるのは分かる。

自主トレと神様たちとの稽古のおかげ(?)で滅茶苦茶強くなってる聖哉なのだけど、もうリスタですらステータスが見られないので本当の強さが分からないのが。もうラスボス討伐できるんじゃないの?(笑)

「植物魔法チートでのんびり領主生活始めます 前世の知識を駆使して農業したら、逆転人生始まった件」感想

植物魔法チートでのんびり領主生活始めます 前世の知識を駆使して農業したら、逆転人生始まった件 (ドラゴンノベルス)

〈あらすじ〉
未開の秘境をゼロから開拓! 植物魔法で作って&建てての街づくり!
貴族に転生した少年エルトは無能の烙印を押され、領民0の僻地の管理者として放りだされた。 だが彼の持つ"植物魔法"は、領地開拓には最適の万能魔法だった! 作物から建物まで生み出す魔法と前世の知識を活かして開拓していくうちに、どんどん領民は増えて賑やかに。 しかも、何もないはずの領地は実は宝の山で――。
異世界のんびり開拓記、開幕!

いわさきかた神イラストだから買いました!もはや定型文。ラノベを買う理由ってそういうのでも全然オーケーだと思うんですよね!(親指をぐっと立てながら)

能無しと決めつけられた上、実家を追い出され、荒れ果てた領地を管理することとなった貴族の四男坊・エルト。転生者であるエルトは前世の記憶と、役に立たないと言われた植物魔法を駆使して領地を開拓。商才ある心優しいエルトを慕って領民となるため次々と人が集まり、村は大いに発展していくのである。

平和、平穏。驚くほど穏やかで優しいお話です。村の開拓、育成要素が強いので読んでるとその手のジャンルのゲームを無性にやりたくなる。エルト固有の能力もあって発展をみせるので、最初は「エルトが攫われて悪い奴に悪用されるのでは?」と心配するのだけど、杞憂です。命の危機とか、そういった展開はありません。ひたすらエルトと領民……人間・亜人関係なしに非常に仲良く暮らして、そしてみんな有能なので益々村は発展していくのです。

序盤は農産物で発展していくのだけど、後半からは名産や特別な施設などを作って村の「売り」を拡大していってる。いやーほんと町づくりのゲームやりたくなるわ。しかし異世界ファンタジーに必須なバトルがほぼなくて成立してるのは凄いわ。(笑)

「クロの戦記 4 異世界転移した僕が最強なのはベッドの上だけのようです」感想

クロの戦記 4 異世界転移した僕が最強なのはベッドの上だけのようです (HJ文庫)

〈あらすじ〉
『死地においてこそ――笑え!!』
ちょっと過激な王道戦記、王国戦争編開幕!! 帝都からクロノの元に届けられた召集令状。 それは、『神聖アルゴ王国との戦争に従軍せよ』という緊急事態を知らせるものだった!! すぐさまクロノは頼れる部下たちと共に、生き残るための準備を開始する。新装備や新武器など、これまでに生み出してきた全てを賭けて、クロノは英雄への一歩を踏み出す!!
「皆、生きて帰ろう」
シリアス&エロスなエロティック王道戦記、王国戦争編開幕!!

毎度表紙を見て「今回はこの女の子が犠牲(意味深)になるのかー」とか思っていたのだけど、思い返すとそうでもない。姫様はまだ毒牙にかかっていなかった。しかし表紙イラストはエロティックだな。中身は今回、シリアス濃度高めなんだけど。

戦争編に突入して一気に緊張感が増した。こんなにシリアスな展開で、仲間に犠牲が出ることになるなんて思わなかった。レオさん……ほんと驚いた。あれで緊張感高まった。貴族としても大隊長としてもクロノが異質なのが分かったし、まあ何よりクロノの魅力というか慕われる理由が理解できたと思う。

エロの方だとリオが犠牲になりました。犠牲になりにきたんだけど。ところてんとは一体……女癖が悪いというか、欲望に忠実なだけです。なんとなく、次回辺りでセシリーが食べられてしまいそう(笑)

「痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。 2」感想

痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。 2 (カドカワBOOKS)

〈あらすじ〉
第一回バトルロイヤルイベントでノーダメージ二〇〇〇人斬りを達成し、一夜にして有名プレイヤーの仲間入りを果たした『最硬』の新人メイプル。今回は相棒のサリーとともに、レア装備を求めて第二回宝探しイベントに参加!プレイヤーキラーを返り討ちにし、勝てない設定のボスだって楽々蹂躙、さらにはレアスキル同士を悪魔合体させて、ついにメイプルは『浮遊要塞』化―!?伝説が生まれる一週間が、幕を開ける!

運営がメイプルたちとやり合ってるのは面白かった。しかしまったり進行するので、もっと緊張感は欲しいかな。今回は感想短くてすいません!

「痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。」感想

痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。 (カドカワBOOKS)

〈あらすじ〉
ゲームなどの知識に乏しく、ステータスポイントを全て防御力に振ってしまったメイプル。動きも遅く、魔法も使えず、挙句の果てには兎にすらどつき回される始末。あれ、でも全然痛くない…っていうか、ダメージゼロ?極振りの結果、手にしたスキルは“絶対防御”。さらには一撃必殺のカウンタースキルまで取得して―!?あらゆる攻撃を無効化し、致死毒スキルで蹂躙していく『移動要塞型』新人、自らの異常さに気づくことなく、出陣!

昔、スーパーファミコンのソフトで「ドカポン3・2・1」というのがあって、従兄弟たち含めて4人でプレイしてたのだけど。その中で圧倒的に強かった一人が「攻撃は最大の防御」と言って攻撃極振りしていたのを思い出した。この作品は逆に防御極振りです。

防御力に極端にステ振りした+偶然発動したスキルによって動く要塞と化した主人公のお話です。可愛い見た目とやってることのエグさの落差が凄い。貴重な攻撃手段が状態異常攻撃というのもエグみある。絶対防御はロマンあって良いけど、個人的には攻撃極振り選択しそう。まあここまで度胸のある極端な振り方できないわ。

あまりに変な方向で強くなってしまったので運営によってスキル弱体化されるのも仕方ない感じ。妙なファンもついて、彼女が成り上がっていくんだろうなあ、と思うと共にどういう話に進んでいくのか興味ある。

「宮本サクラが可愛いだけの小説。」感想

宮本サクラが可愛いだけの小説。 (MF文庫J)

〈あらすじ〉
とにかく可愛い幼なじみと織りなすイチャかわラブコメ、開幕!宮本サクラは可愛い。なぜって、理由1 見た目が可愛い。理由2 表情がころころ変わって可愛い。理由3 おだてられるとすぐ調子に乗って可愛い。理由4 小さい頃の結婚の約束を今も覚えていて可愛い。理由5 こつそり胸も大きい…ほらこれだけ揃って可愛くないわけがない。つまりこれは、彼女を愛でるために存在する、この世で最も純粋な小説なんだ。ちなみに僕は大神ヒカル。サクラの幼なじみで、北欧神話の大神オーディンの生まれ変わりらしいです。

すっごい久しぶりに鈴木大輔作品を読みましたが、相変わらずな感じがしました。不思議だけど王道は行ってるような、そんな感じ。

サクサク読めたと思って総ページ数みたらもともと薄かったのね。電子書籍で読むと本のボリュームが分からぬ。内容的には道徳的にはどうなの、と思ってしまうほどエッチな美人三姉妹に囲まれてイチャイチャしながら過ごす男子高校生と、可愛い幼なじみとのラブコメ劇。そこに転生モノが合体した作品だけど、幼なじみのサクラの可愛さが異常であることが分かった以外、特に何がある訳でもなくラブコメってさっくり終わったような。サクッと終わり過ぎな気がしないでもない。(笑)