飼い犬にかまれ続けて

勝手気ままにライトノベルの感想を書いています。

「101番目の百物語 4」感想

101番目の百物語 4 (MF文庫J)

101番目の百物語 4 (MF文庫J)


「俺の物語になって一緒に戦おう、理亜!!」

モンジと理亜の兄妹愛が熱く燃え上がる第4巻。
大切な人のためなら自分が傷つくことは厭わない兄を守るため、危険な『百物語の主人公』からモンジを脱落させようと『終わりなき千夜一夜』の主人公である理亜が、都市伝説を打ち消す『対抗神話』を使い一之江たち『ロア』を苦しめる。兄を思うが故の行為が、兄を傷付けていると自覚しながらも、真っ直ぐ突き進む理亜の危うさはモンジを喪うかもしれない恐怖と不安からきているんだろうな。その今日も不安も包み込む台詞である「俺の物語になって一緒に戦おう、理亜!」はどう考えてもプロポーズです。本当にありがとうございます。
想いを寄せる詩穂がいるとはいえ、半裸のキリカを押し倒して尚理性的な行動を取るとかモンジさん、あんた本当に男ですか?
詩穂に告白しどんな反応が返ってくるか。この引き方で何事もなかったは許されない…!
あと一之江のデレを定期的に入れてくれるとボクが嬉しいです。はい。