飼い犬にかまれ続けて

勝手気ままにライトノベルの感想を書いています。

「俺がヒロインを助けすぎて世界がリトル黙示録! ?10」感想

俺がヒロインを助けすぎて世界がリトル黙示録! ?10 (HJ文庫)

〈あらすじ〉
突然現れた天使に「私に修羅場を見せて」と煽られ暴走したイリスにより、烈火は遊園地の惑星にさらわれ強制デート! それを発端に、既存ヒロインたちによる、かつてない規模の烈火争奪戦が勃発! 並行して巻き込まれた『物語』も含め、烈火は今回もまとめて解決する羽目に。――数え切れぬ恩讐の彼方で、烈火の知略が夢と正義を守り抜く!

ついに巻数が二桁に!
でもヒロインの数はとっくの昔に二桁超えているのが恐ろしいですわ。そしてまた今回も増える、と。
烈火くんは『全ての戦争』に向かって着実に歩んで行ってますね!

しかし「本当に『全ての戦争』なんて起きるの?」と思うほどヒロインたちの結束は強く、毎回ヒロインが現れる度に烈火を中心に問題解決に勤しむのだけど。

今回登場する天使ラシュエルが引き金になりついにヒロインたちの修羅場が見られる。ラシュエルの責任はあるものの、烈火を「特定の女性に獲られる」(※烈火くんはモノではありません)と思うと、やはりいても立ってもいられなくなるだな。ま、そりゃあそうだ。命張って助けてくれた自分の主人公なんだから。感情をストレートに表現するイリス辺りが、『全ての戦争』のキッカケになりそうな予感がする。個人的には響に勝って欲しい気がするが、特定のヒロインが「勝つ」状況になると、それは戦争が起こったことを意味するから…烈火、鈍ちんなんてやってる場合じゃねえ。世界のためだ。さっさと決めろ!!