飼い犬にかまれ続けて

勝手気ままにライトノベルの感想を書いています。

「楽園への清く正しき道程 1番目はお嫁さんにしたい系薄幸メイド」感想

楽園への清く正しき道程 1番目はお嫁さんにしたい系薄幸メイド (ファミ通文庫)

〈あらすじ〉
「すごくいいことを考えちゃった! 」
王妃のひと言を発端に、城内で"お嫁さんにしたい子番付レース"が大々的に開催される。優勝した娘は国王様の寵姫として迎えられるという噂が広がり、城中がヒートアップ!
そんな中、ルドヴィークはいじめに遭っている内気な侍女と知り合い、王妃の協力も得つつ、地味な彼女を勇気づけるため魅力的に変身させることに。だが一方で、レースに不正の疑惑が持ち上がり……!?
ファンタジー・ハーレム(予定)コメディ第2弾!

これが実質の始まり……1巻ということになるのかな。表紙だけを見ると、ツンドラ王妃さまとの0巻を飛ばして読まれそうな気がする。(笑)

この物語、どういう方向性で進んでいくのかとても気になりながら読んでいました。今回からスタートした寵姫選び。ルディが本当にカテリナ以外の女の子を見初めて側室にするのか。最後まで読んで「この展開なら毎回面白いぞ!」と唸りました。これは完璧なハーレムモノだが、何故だろう、真剣だから不純な感じが一切しないどころか本気でルディの恋路を応援してました。

ルディの口説き方がスマートというか。これはオチるだろう。『シンデレラ』がモチーフのミーネが健気で可愛いから惚れるのも分かる。謙虚……いや、臆病ゆえの壁があっただけに結ばれて良かった。(書類上の意味合いで)
カテリナに対する刺激(密かな恋心?)もあって、全く脈がないわけではないようで。この心境の変化も楽しみだなあ。

次回予告がなかったので……ある方が凄いのだけど。次回はエヴァリーン回になるのか。個人的にはエヴァリーンを弄る(不適切な表現)のはまだ早い気がするけど、いやーカテリナとミーネがどんな反応するかも含めて楽しみですわ。