飼い犬にかまれ続けて

勝手気ままにライトノベルの感想を書いています。

「宮本サクラが可愛いだけの小説。2」感想

宮本サクラが可愛いだけの小説。2 (MF文庫J)

〈あらすじ〉
とにかく可愛い幼なじみと織りなすイチャかわラブコメ第二弾!宮本サクラはやっぱり可愛い。なぜって、理由1 デートに行くと空回りして可愛い。理由2 自分を磨くためにモデルをやっていて可愛い。理由3 勢いでニクタイカンケイを迫ろうとして可愛い。理由4 なんだかんだで一緒にお風呂に入ってくれて可愛い。理由5 相変わらず胸も大きい。…ほら、これだけ揃えば可愛いに決まってる。サクラがモデルをやっていることが明らかになったり、サクラのライバルがちょっかいを掛けたりもしてくるけど、相変わらずこの小説はサクラを愛でるためだけに存在してるんだ。―あ、世界の秘密も少しずつ明かされ始めます。

電子書籍で読んでるせいで装丁で分からないからアレだったのですが、前回もだけど、この作品、相当文庫本の厚みは薄いよね。文庫本でのページ数確認したら230ページほどだし、もうちょいボリュームあってもいいかも、と思ってしまう。

それと同時に、ほんとマジでタイトル通り「宮本サクラが可愛いだけの小説」なので、あんまりボリュームあっても内容がしつこくなっちゃうのかな、とも思ったり。

まあ何にしてもイラスト担当のrurudoさんの描くサクラは最高に可愛いですね。口絵は見開きで複数枚描いてて素晴らしいですよ。可愛いサクラ可愛い。サクラはアホの子だなあ、と思っていたら両親もある種のアホの子だったのは良かった。

「ダークエルフの森となれ -現代転生戦争-」感想

ダークエルフの森となれ -現代転生戦争- (電撃文庫)

〈あらすじ〉
輝獣と呼ばれる自然脅威から日本を守る騎士候補生として学園生活を過ごす朝倉練介は、誰よりも駆動鉄騎の扱いに長け、優等生の仮面を被り、だがしかし温度のない日常に倦んでいた。 そんなある日、木の上から突如彼に飛びかかってきたのは、一人の黒ギャル女子高生……もとい異世界から転生してきたというダークエルフ、シーナだった。 挑発的な態度、嗜虐にみちた言葉、それでいて明るい、日だまりのような笑顔。そんなシーナに眷属として見初められた練介は、彼女とマンションで同棲を始め、やがて異世界から転生してきた魔術種たちの生き残りをかけたバトルロイヤルに巻き込まれていく。 これは世界から零れ落ちた二人の、大それた神話で――黙示録だ。

久しぶりに水瀬さん作品を読みました。水瀬さんなので絶対表紙イラストから想像するようなお話じゃないだろうなあ、グロ注意な作品だとうなあと思っていたら、だいたい当たってた。

取り留めのない日常に違和感を覚えつつも、自分を誤魔化しながら日々を送っていた主人公の高校生・練介は、ダークエルフのシーナと出逢い、彼女の眷属になる。平穏な日常を捨て、人間をやめ、シーナと共に非日常へと足を踏み入れる。

パワードスーツに未知の怪物がいる現代に、異世界ファンタジーではお馴染みの亜人種やモンスターたちが転生。人間を使い魔=眷属にして、生き残りをかけた戦いを繰り広げる。結構設定盛り盛りの世界観だけど、そこは抵抗なく読めるし、しっかり全ての材料を料理をして濃厚な作品に仕上がっていて面白かった。エロさあり、グロさありの塩梅もちょうど良く、特にグークエルフのシーナさんは色っぽくて、容赦なくて、でも変わり者に人間の眷属である練介には優しいヒロインです。

タイトルの意味も後半戦で明らかになって、なるほどそういうことかと納得。しかしロボ要素で黒銀さんが参加してるのは流石といわざるおえない。(笑)

「この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる」感想

この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる (カドカワBOOKS)

〈あらすじ〉
超ハードモードな世界の救済を担当することになった駄女神リスタ。チート級ステータスを持つ勇者・聖哉の召喚に成功したが、彼はありえないほど慎重で…?「鎧を三つ貰おう。着る用。スペア。そしてスペアが無くなった時のスペアだ」異常なストック確保だけに留まらず、レベルMAXになるまで自主トレし、スライム相手に全力で挑むほど用心深かった!そんな勇者と彼に振り回されまくる女神の冒険譚、開幕!

ここ最近、話題になってる作品(アニメ化してる作品)を読むにはBOOK☆WALKERの読み放題は最適ですな。単行本サイズの作品も読めるので非常に助かる。気に入った作品があればそのまま買い始められるし。

序盤アニメで観て作品のノリは知ってたのだけど、慎重勇者の聖哉と女神のリスタの掛け合いに笑う。特にリスタのギャグキャラというか、コミカルな感じが良い。イラスト的にも、とよたさんなのでデフォルメされたリスタ好き。しかし聖哉は良い奴なのかやな奴なのか分かりにくい。ただ全て本音で言ってるのは分かる。

自主トレと神様たちとの稽古のおかげ(?)で滅茶苦茶強くなってる聖哉なのだけど、もうリスタですらステータスが見られないので本当の強さが分からないのが。もうラスボス討伐できるんじゃないの?(笑)

「植物魔法チートでのんびり領主生活始めます 前世の知識を駆使して農業したら、逆転人生始まった件」感想

植物魔法チートでのんびり領主生活始めます 前世の知識を駆使して農業したら、逆転人生始まった件 (ドラゴンノベルス)

〈あらすじ〉
未開の秘境をゼロから開拓! 植物魔法で作って&建てての街づくり!
貴族に転生した少年エルトは無能の烙印を押され、領民0の僻地の管理者として放りだされた。 だが彼の持つ"植物魔法"は、領地開拓には最適の万能魔法だった! 作物から建物まで生み出す魔法と前世の知識を活かして開拓していくうちに、どんどん領民は増えて賑やかに。 しかも、何もないはずの領地は実は宝の山で――。
異世界のんびり開拓記、開幕!

いわさきかた神イラストだから買いました!もはや定型文。ラノベを買う理由ってそういうのでも全然オーケーだと思うんですよね!(親指をぐっと立てながら)

能無しと決めつけられた上、実家を追い出され、荒れ果てた領地を管理することとなった貴族の四男坊・エルト。転生者であるエルトは前世の記憶と、役に立たないと言われた植物魔法を駆使して領地を開拓。商才ある心優しいエルトを慕って領民となるため次々と人が集まり、村は大いに発展していくのである。

平和、平穏。驚くほど穏やかで優しいお話です。村の開拓、育成要素が強いので読んでるとその手のジャンルのゲームを無性にやりたくなる。エルト固有の能力もあって発展をみせるので、最初は「エルトが攫われて悪い奴に悪用されるのでは?」と心配するのだけど、杞憂です。命の危機とか、そういった展開はありません。ひたすらエルトと領民……人間・亜人関係なしに非常に仲良く暮らして、そしてみんな有能なので益々村は発展していくのです。

序盤は農産物で発展していくのだけど、後半からは名産や特別な施設などを作って村の「売り」を拡大していってる。いやーほんと町づくりのゲームやりたくなるわ。しかし異世界ファンタジーに必須なバトルがほぼなくて成立してるのは凄いわ。(笑)

「クロの戦記 4 異世界転移した僕が最強なのはベッドの上だけのようです」感想

クロの戦記 4 異世界転移した僕が最強なのはベッドの上だけのようです (HJ文庫)

〈あらすじ〉
『死地においてこそ――笑え!!』
ちょっと過激な王道戦記、王国戦争編開幕!! 帝都からクロノの元に届けられた召集令状。 それは、『神聖アルゴ王国との戦争に従軍せよ』という緊急事態を知らせるものだった!! すぐさまクロノは頼れる部下たちと共に、生き残るための準備を開始する。新装備や新武器など、これまでに生み出してきた全てを賭けて、クロノは英雄への一歩を踏み出す!!
「皆、生きて帰ろう」
シリアス&エロスなエロティック王道戦記、王国戦争編開幕!!

毎度表紙を見て「今回はこの女の子が犠牲(意味深)になるのかー」とか思っていたのだけど、思い返すとそうでもない。姫様はまだ毒牙にかかっていなかった。しかし表紙イラストはエロティックだな。中身は今回、シリアス濃度高めなんだけど。

戦争編に突入して一気に緊張感が増した。こんなにシリアスな展開で、仲間に犠牲が出ることになるなんて思わなかった。レオさん……ほんと驚いた。あれで緊張感高まった。貴族としても大隊長としてもクロノが異質なのが分かったし、まあ何よりクロノの魅力というか慕われる理由が理解できたと思う。

エロの方だとリオが犠牲になりました。犠牲になりにきたんだけど。ところてんとは一体……女癖が悪いというか、欲望に忠実なだけです。なんとなく、次回辺りでセシリーが食べられてしまいそう(笑)

「痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。 2」感想

痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。 2 (カドカワBOOKS)

〈あらすじ〉
第一回バトルロイヤルイベントでノーダメージ二〇〇〇人斬りを達成し、一夜にして有名プレイヤーの仲間入りを果たした『最硬』の新人メイプル。今回は相棒のサリーとともに、レア装備を求めて第二回宝探しイベントに参加!プレイヤーキラーを返り討ちにし、勝てない設定のボスだって楽々蹂躙、さらにはレアスキル同士を悪魔合体させて、ついにメイプルは『浮遊要塞』化―!?伝説が生まれる一週間が、幕を開ける!

運営がメイプルたちとやり合ってるのは面白かった。しかしまったり進行するので、もっと緊張感は欲しいかな。今回は感想短くてすいません!