飼い犬にかまれ続けて

勝手気ままにライトノベルの感想を書いています。

「青春ラリアット!! 4」感想

青春ラリアット!!(4) (電撃文庫)

青春ラリアット!!(4) (電撃文庫)

〈あらすじ〉
夏休み! 
だが宮本たちは海の家で勤労に励んでいた。
といってもこいつらが真面目に働いて終わりなわけがない。
豪華賞品を目当てに海岸のカップル選手権に出場することに。宮本が魔女と恐れる宮本姉が月島とタッグを組むという超展開に波乱は必至!。
かくして、甘酸っぱい思い出どころか苦い黒歴史になりそうな、波瀾万丈な夏のアバンチュール編!!

おいちょっと待ってくれ。なんだ、この月島の出オチっぷりは。こんな酷い表紙そうそう拝めねえぞ!(笑)
青春モノの夏といえば?そう、海!ということで海の家でバイトをすることになったバカたちご一行。麗しの彼女(小学六年生)と一緒に遊ぶ予定だった宮本は、何処か寂しそう…というか恐怖に震えておる。都子のケツにしっかり敷かれてますね。
せっかくの海、せっかく月島と過ごす夏なのに、いつも通りサングラス越しでしか会話が出来ない残念な長瀬。宮本の前ではあんなに強く出れるのに。が、長瀬が月島と真っ直ぐ向き合えない理由…彼女が脳筋野郎に一目惚れした時のエピソードが披露。イジメから長瀬を救った月島。宮本の言うとおり、長瀬は月島を「好き」だと想う以上に「神格化」してしまってるんだろうな。まあそれは今までの月島の行動を全て認めていた長瀬を見ていれば分かるが。しかしもうこのまま停滞している訳にはいかない。
その起爆剤となったのが宮本の実姉・杏奈。ほんとこの姉ちゃん、良い性格してるわ。海でのカップルイベントに月島と挑むことにした杏奈に、敵愾心を燃やす長瀬は宮本とコンビも組むことになる。タカ子ちゃんは視界に入れないようにしました。
宮本と長瀬。本人たちにとっては不本意なことだけど、傍目にはベストカップルなんだよな。結局長瀬の想いを理解して、先に行けるよう導くことになるのは宮本だったから。サングラスを捨てたのは、月島に素の自分でぶつかる覚悟が出来たからか…いや、また暴走するだろうな(笑)