飼い犬にかまれ続けて

勝手気ままにライトノベルの感想を書いています。

「反抗期の妹を魔王の力で支配してみた。 2 」感想

反抗期の妹を魔王の力で支配してみた。 2 (GA文庫)

反抗期の妹を魔王の力で支配してみた。 2 (GA文庫)

〈あらすじ〉
妹のミカリンをはじめ、学園の問題児4人のために講師として日々奮闘するクダラ。 そんな中、問題児クンクンが学園内に旧時代の遺跡を発見してしまった!? 世紀の発見を祝して行われる表彰式。その時クンクンに近づく怪しい影が......?
一方で確実に『魔王のちから』が目覚めつつあるクダラ。彼を狙い、ついに伝説の十人のひとり『人魚姫』ワルプルキスが牙をむいた!! 瀕死のクダラを救出するため、ミカリンたちは『人魚姫』の居城――海底要塞『奇岩城』へと飛びこむことに! 果たしてクダラは? そしてワルプルキスの真の目的とは?
「私たちは最強の『仲間』!です」

今回はクンクン中心のお話だったため、クダラとミカリン兄妹のイチャイチャが少なかったのがちと残念…あれ?前回もそんなに多くなかったか。
仲間意識の芽生え。クダラが問題解決に勤しむのではなく、ミカリンたち問題児四人組が力を合わせて本来ならば太刀打ちできない巨大な敵『人魚姫』に挑む。『伝説の十人』たちが続々と出てくるが、日日日作品キャラらしく頭のネジが三つ四つぶっ飛んでる方々ばかり。そんな中でも、ミカリンとの関係が気になるのが『大天使』ガブリルル。イラストの時点で「あれ?」と思うほど似ているミカリンとガブリルルは本当に親娘なのか。
魔王の子孫であるクダラを封印しようとする『人魚姫』とは違い、魔王の力を呼び覚ましたいらしい『勇者』の不気味な行動。『伝説の十人』は一枚岩ではない。問題児四人組の中で一番影の薄いが一番仲間意識の強いテツローの故郷を支配した『剣神』サビヒメ。消えたテツローを追ってクダラと問題児たちはヤマトに向かう展開になるのだろう。『伝説の十人』の中でも殺人鬼のように扱われるサビヒメはおっかなそうだ。
ところでそろそろタイトルと展開に無理があるような気がするので、クダラさんは妹を支配してもっとイチャイチャしてください。