飼い犬にかまれ続けて

勝手気ままにライトノベルの感想を書いています。

「おまえをオタクにしてやるから、俺をリア充にしてくれ! 小豆エンド」感想

おまえをオタクにしてやるから、俺をリア充にしてくれ! 小豆エンド (富士見ファンタジア文庫)

〈あらすじ〉
高校入学をきっかけに、俺は「隠れオタク」になって、平和な学園生活を謳歌すること、そしてあわよくば、清楚で可愛らしい彼女を作ってリア充になると決めていた——はずなのに。全ては彼女、桜井小豆のせいだレイヤーで、BL好きのガチオタ(笑)、しかも可愛い。そんなオタク文化にしか興味のない彼女と、俺が同じ部活に入ってオタクを研究することに!?
コスプレしたら「……ど、どうでしょう?」ってめちゃくちゃ可愛いポーズで
見せてくるし、ゲームとはいえ「……愛してる」って真っ赤になって言ってくるし——。
そこで気づいたんだ、やっぱり俺にはオタクなキミしかいないんだと。

なるほど、短編を纏めたモノに最終話を加えて「小豆エンド」として出版したのね。長谷川は登場せず、桃は脇役に徹していたので安定した小豆ちゃんのヒロイン力が発揮されているのは良い…が!

つまりこれが出版されたということは、本編で小豆ちゃんが報われることはないと言うことかー!ふぁー!?

分かってはいたが、これは辛い。あんな健気な娘が報われないのは辛い…パラレルワールドで幸せになれたことを喜ぶべきか。まあ普通に考えればこんなパラレルワールド作品は生まれないのだから、とりあえず満足して本編を迎えるべきだろう。小豆ちゃん…幸せになって下さいね…。