飼い犬にかまれ続けて

勝手気ままにライトノベルの感想を書いています。

「ナイツ&マジック 4」感想

ナイツ&マジック 4 (ヒーロー文庫)

〈あらすじ〉
西方諸国に、鉄と炎の嵐が吹き荒れる。 西方随一の大国であるジャロウデク王国が、突如としてもうひとつの大国クシェペルカ王国へと宣戦を布告した。 押し寄せる黒鉄の騎士、さらには未曾有の航空兵器までもが投入され、クシェペルカ王国は滅びの時を迎える。 その渦中へと、フレメヴィーラ王国第二王子エムリスはクシェペルカにいる叔母を助けるために飛び込んでゆく。 同行したエルネスティ率いる銀鳳騎士団の前には、彼らが作り出し、彼らしか持っていないはずの最新技術を用いた幻晶騎士が敵として立ちはだかった。 その正体に気付いた銀鳳騎士団は、ジャロウデク王国への敵意を確かとする。 敵を倒し友邦を取り戻すため、エルネスティは鬼面六臂の鎧武者を駆り、銀鳳騎士団へと命を下す。 「囚われのお姫様たちを、奪い返しに行きましょう」と――。

半年ぶりの新刊でしたが、相変わらず心を滾らせてくれる物語でした。いや、なんだろうね、この「こういう展開になってくれると男の子は盛り上がる、嬉しい!」ってのを実に上手くやってくれるんだよね。

他国の侵略戦争に乗り込んでいって好き勝手やるエルたち…じゃなかったエルの凄まじさといったらない。と、いうかエル専用主人公機の登場…あれ?これもう4巻だよね? 鬼神イカルガ…なにこれメッチャカッコイイですけど!

初めての大規模戦闘…「戦争」をするエルが本当に楽しそうで、戦争の緊張感が唯一なかったのがある意味では怖い。エル…恐ろしい子!