「それがるうるの支配魔術 Game5:キングメーカー・トラップ」感想
それがるうるの支配魔術 Game5:キングメーカー・トラップ (角川スニーカー文庫)
- 作者: 土屋つかさ,さくらねこ
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2012/08/31
- メディア: 文庫
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〈あらすじ〉
欧文研にるうるの兄の同級生・月城舞花が現れる。
彼女の昔話に違和感を感じたタマキは、部室にかけられた魔術を見破り、メッセージを発見。
それはある場所を示しており――
欧文研を待ち受けるものとは!?
欧文研に創部メンバーである月城舞花が突然やってきたことから、物語は核心へと動き始める。
部室に残されていた繋のメッセージの意味を説き明かしたタマキたちは、テーマパーク『ルークスワールド』に謎が隠されていることを知り、月城と甲斐を伴って行くことになる。その道中、兄のことを知る決意を固めたるうるは、タマキとともに甲斐から欧文研時代の繋の話を聞く。概ね繋に関しての情報は読者の知っている内容であっただけに、るうる同様月城と甲斐の関係の方が気になる。
繋…甲斐の過去に触れたタマキとるうるは、欧文研メンバーと一緒に『ルークスワールド』の各アトラクションに秘めた謎を解明するため動き始めるのだが、客観的には遊んでいるようにしか見えない。タマキを囲んで騒ぐ欧文研三人娘はちょこちょこデートを楽しんでいる。
華やかなヒロインたちと謎解きをしながら巡るテーマパークの最後に待ち受けていたのは、衝撃の事実。自分がいったい何者であるか…いや、何者でもないことに気づいたタマキは、全てを終わらせる言葉を紡いだ後、どうなってしまったのか。引きが引きだけになるべく早く続きが読みたい。